豚キムチ Date : 2008/09/18 (Thu) TB : CM : 4 Category : おうちごはん

雨ですねぇ～。
週末には台風が接近するとか・・・
この間のはいつの間にかどこかへ行っちゃいましたが
今回はそうもいかない感じかな？
昨日のうちに洗濯だとか済ませておいてよかった。



昨日は定番メニューの豚キムチを夕飯に作りました♪
いまさらレシピなんていらないよね～ってくらいに
どこのお家でも作られる一品ですねー。



違う点といえば、我が家では豚キムチと言いつつキムチが入ってない点。
キムチに火が通ると酸味が出るのだけど、それがどうも苦手で・・・
なので野菜と豚を炒めたらキムチの素を使って味付け。
なんちゃって豚キムチですね（^･^；




あとは、シンプルに冷奴とリーフサラダを。

「豚うまー♪」

久々だもんねぇ。豚キムチ好きだしねー。よかったねー。

手の込んだものより、こうゆうものの方が反応良いとか・・・ﾌｸｻﾞﾂ(´-｀；)
まぁ本人いわく、B級グルメ好きだそうですから？
フランス料理より焼き魚定食派なのは確かだ（爆

小道具ネタに食いつきが良い事が判明（笑
裏側ってそうそう見れないですしねー。
興味も沸きますよね（笑

わたしもちゃっかりその一人なわけで・・・

舞台の裏側を見る機会は幼少の頃からありました。
とはいっても、歌舞伎や演劇ではなかったのですけどね。
それに、わたしが舞台に上がる立場でしたし・・・（笑


母親が歌舞伎とかがとても好きで、その影響もあり保育園時代から日舞へ。
引っ込み思案な性格の改善に・・・という思いもあったようで（笑

小学校の3年生になった時、母親のお世話になっている女性が
デパート連れて行ってくれました。
おめかししてウキウキでついて行ったら、売り場とは違う畳のある部屋。
数名の年配の方が手前の茶室に座っていて、奥の部屋には偉そうな男性が座っています。

「ここはなんだろう？」

そう思ってるわたしに挨拶するように促し、言われるままにペコリと頭を下げる。
男性の前のテーブルに行くよう促され、真正面に座らされた時、視界に飛び込んだもの・・・

三味線

すぐにピーンときました（笑

今度は三味線かぁ・・・・はめられた・・・・

正直な感想は、やられたーでしたね（’’；
帰り道はドンヨリでしたよ（笑

どこか甘く構えてたんですよねー。
日舞はやってましたが、そんなに本格的ではなかったし
小学校にあがる頃には気がつけばやめてましたし。

ところが・・・今度はどうも違う。
いつの間にか自宅には三味線がある。しかも、子供用の小さいのではなくて本物。
子供用ではないので、ずり落ちないように三味線に紐をかけて腰に結んで・・・
それでも大変なんですけどね・・・バチも子供用じゃなかったし。
バチを握っただけで指が裂けるかと思いましたよ（笑

でもそれも1年ほどでした。
通っていた教室が閉鎖になってしまい、続けたい人は別の教室へ行く事になったのです。
別の教室は少し遠くなるので断念する事になったのです。
（内心ほっとしたのは言うまでもありません・・・・笑）

5年生になったある日、再び不穏な空気が・・・。
今度は小さい頃から知っている人です。
おにーちゃんと呼んで懐いていた人が、数年前に偉そうに座っていた人と同じように
通いなれた知り合いの家の奥の和室に座ってるんです（笑
どうやらわたしが通っていた教室にその人もずっと通っていて
大学を出てしばらくして免状をもらって教えるようになったらしく・・・
弟子の第一号がわたし、と言う事らしいのです。
そうなんです！
3年生で行き始めたのは、既にこの事が決まっていた為の布石だったんです！
もっと遡れば、保育園時代に日舞に行ったのも免疫をつけたため・・・
なんという気の遠くなるような昔からの計画（爆

ここからが本番です。（わたしにとっては地獄の日々の始まり・・・・）
それまで遊びまわっていたのをさっくりと禁止され、自宅でけいこの日々。
学校が終わったら即帰宅して、連日数時間のけいこ。
母親からOKがもらえるまで何時間でもやります。
学業よりも三味線が優先。運動会や文化祭を諦めた事もあります。
（年に一回の舞台が日曜なため、運動会とかと重なるのです）
これは高校を卒業するまで続きましたね（’’；
おかげで高校1年の時に免状をいただくという、異例の早さでしたが・・・。

わたしが習っていた先生が、いわゆるプロと呼ばれる方だったので
（教室を持って教えてるだけではプロではないのです）
歌舞伎の方々とも縁がありました。
当時、猿之助さんの海外公演にも地方（歌手で言うバックバンド）として同行してましたし
国内でも数々の舞台に立っておられました。
勝新太郎さんの舞台もご一緒したりもしてましたよ（’’*


そんな風に育ってきたので、歌舞伎やら日舞やらはわたしには日常だったのです。
だから歌舞伎の舞台を裏側から見たい、という動機に至る訳です（笑
正確に言えば、舞台に立つより裏の仕事をやりたい なんですけどね。

念願叶って小道具の仕事に就けて、猿之助さんの舞台も何度か参加させてもらえました。
普通の芝居の舞台とは違い、歌舞伎の舞台は仕掛けが特殊です。
特に猿之助さんの場合は仕掛けが大掛かりでした。
舞台装置も作りが特殊だったのも特徴ですね（’’*

実際に仕事をしてのお話は、また後日にでも～（*^^*）ﾉ